こんにちは!まつのきです。
私は現在eBay輸出で生計を立てています。
世界の方々から喜ばれるeBay輸出の良さを、 より多くの日本の方に知ってもらいたいと思い発信しています。
詳しいプロフィールはこちらになります。
eBayは世界中の人が利用する世界最大のオークションサイトですので、良識あるバイヤーばかりとは限りません。
中には悪質なバイヤーも一定数存在します。
クレーマーの対応は時間と労力の無駄ですし、売り上げも伸び悩んでしまいます。
そんな時は「ブラックリスト」を始めとしたeBayのシステムに頼り、トラブルを回避しましょう。
そこで今回は、ブラックリストに入れるべきバイヤーの特徴について詳しく解説していきます!
■eBayのブラックリストとは
eBayには「Blocked buyer list」というブラックリスト機能があり、取引をしたくないユーザーの登録が可能です。
「Blocked buyer list」に登録されたユーザーは、こちらが出品した商品の購入ができなくなります。
取引をしたくないユーザーや、悪意のあるバイヤーを登録しておけばトラブルを避けられるでしょう。
eBayは海外バイヤーと手広くビジネスができますが、その中には悪意ある対応や要求をしてくる人がいます。
eBayに備わっている機能の1つに、購入の制限だけでなく、取引をするバイヤーに条件をつけることが可能です。
こちらで指定した条件に該当するユーザーとだけ取引できるようになりますが、条件を付けすぎると、それだけ買い手が減少するため注意が必要です。
これだけは譲れないという最低条件を決めておくと、クレーマーと取引する可能性を下げることが可能です。
■eBayでブラックリストに入れるべきバイヤーの特徴
注意すべきバイヤーの特徴を6つ紹介します。
①購入前の質問が多い
②商品購入後にキャンセルを要求する
③過去の取引で低評価が多い
④外部サイトに誘導してくる
⑤不当な返品要求をする
⑥アンダーバリュー(関税金額の操作)を要求する
1つずつ詳しく見ていきましょう。
①購入前の質問が多い
購入前の質問が多いバイヤーは、後でクレーマーになる可能性が高い傾向にあります。
・しつこく値下げ交渉をしてくる
・商品の状態に関する質問が多い
・発送を急かす
上記に該当するバイヤーは注意しましょう。
こういったバイヤーは、リターンリクエストをしてくるか、受取拒否をしてくる確率が高いです。
逆に、何も質問もなく購入するバイヤーほどトラブルも少なく、スムーズに取引ができる傾向にあります。
②商品購入後にキャンセルを要求する
商品購入後にキャンセルをしてくるバイヤーは、悪質な可能性が高いです。
商品を購入したということは、金額や内容に納得しているということです。
その上でちゃんとした理由もなくキャンセルを求めるバイヤーは、問題のある人物だと考えられます。
取引のキャンセル作業や再出品に時間を取られ、本当に必要としているユーザーの購入機会損失になる可能性もありますので、ブラックリストに登録するのがおすすめです。
③過去の取引で低評価が多い
質問や入札があった段階で、ユーザーの評価をチェックしましょう。
もし低評価が多い場合は、注意が必要です。
ネガティブ評価のコメントを読むと、過去に起こした問題の内容がわかります。
購入を希望しているバイヤーにトラブルの前科があるような場合は、すぐにブラックリストに入れるのも1つの手です。
④外部サイトに誘導してくる
外部サイトのURLを送ってきたり、しつこく直接取引を持ち込んできたりするバイヤーも怪しいです。
こういったバイヤーは詐欺を企んでいる場合があるため、まずはアカウントを確認しましょう。
作りたてのアカウントで評価数が0の場合、トラブルの危険性があるため取引はやめた方がよいでしょう。
特にeBay初心者の方は、少しでも怪しいと感じたら関わらないようにするのがおすすめです。
⑤不当な返品要求をする
不当な返品を要求するバイヤーは、要注意です。
バイヤーから返品を求められたときの対応方法は4つあります。
・Accept the return:返品を受け入れる
・Give a full refund:全額返金する
・Offer a partial refund:一部返金を提案する
・Send the buyer a message:バイヤー宛にメッセージを送る
返品を受け入れてしまうと、バイヤーから商品が届き次第返金する必要があります。
また、全額返金を選択すると商品が戻ってこないケースもあるため注意しましょう。
商品が戻ってこないリスクを回避するために、先に返品をしてもらってから返金に応じましょう。
⑥アンダーバリュー(関税金額の操作)を要求する
アンダーバリューを要求するバイヤーに出会ったら、即ブラックリストに登録しましょう。
アンダーバリューとは、関税を抑えるために請求書を実際の購入金額よりも低く記入する行為のことです。
これは違法行為ですので、アンダーバリューの要求は必ず拒否し、ブラックリストに登録しましょう。
■eBayのブラックリストにバイヤーを登録・解除する方法
ブラックリストへの登録・解除の手順は以下の通りです。
①トップ画面からSeller Hub 画面へ
②Seller Hub 内の項目Shortcutsを探す
③Buyer Managementからブロックするバイヤーのリストを作成する
④ブラックリストに登録するユーザーを入力する
詳しく見ていきましょう。
①トップ画面からSeller Hub 画面へ
eBayのトップページの右上の「My eBay」の項目「Selling」を選択し、「Seller Hub」画面へ移行します。
②Seller Hub 内の項目Shortcutsを探す
ページ中央の「Shortcuts」項目内の「Site preferences」をクリック。
次の「Selling preferences」画面へ飛びます。
次に「Your buyers」項目内、「Blocked buyer list」右側の「Edit」をクリック。
③Buyer Managementからブロックするバイヤーのリストを作成する
「Buyer Management」画面では、ブロックするバイヤーリストの作成が可能です。
画面が表示されたら、1つ目の項目「Blocked Buyer List」の「Manage Blocked Buyer List」をクリックします。
④ブラックリストに登録するユーザーを入力する
「Block buyers from your listings」画面へ移行したら、ブラックリストを作成します。
ブラックリストに入れたいバイヤーのユーザー名を入力します。
複数名入力する場合は、コンマで区切り、次にブロックするバイヤーの名称を入力しましょう。
下にある「Submit」をクリックすると設定は完了です。
■eBayで取引相手をフィルタリングする方法
あらかじめ取引をするバイヤーに条件を付ければ、トラブルの回避ができます。
購入できるバイヤーの条件付けは「Buyer Management」画面の「Buyer Requirements」で設定します。
設定できる条件は4つで、Xになっている項目はこちらで変更可能です。
①Block buyers who caused X cancellations of unpaid purchases within X month(s).:Xヶ月間に未払いでキャンセルをX回したバイヤー
②Block buyers whose primary shipping address is in a location I don’t ship to.:発送を除外している地域(国)のバイヤー
③Block buyers who are currently winning or have bought X of my items in the last 10 days.:現在落札しているか、10日以内に出品した商品をX個購入したバイヤー
④Only set this requirement to block buyers with a feedback score: X:設定したフィードバックスコアXを持つバイヤーに限定
項目を入力して購入できるバイヤーを絞り込めますが、バイヤーに条件をつけるほど買い手が減ってしまいますので、注意してくださいね。
未払いキャンセル履歴がある場合、同様の迷惑行為を繰り返す可能性があるため、購入制限をかけておけばトラブルを未然に防げます。
ブラックリストだけでなく、購入制限も活用して少しでもストレスを減らしていきましょう。
■まとめ
eBayには、悪質な海外バイヤーと取引をせずに済む仕組みがあります。
不当な要求をしてきたバイヤーはブラックリストに登録し、今後トラブルが起きないように対策をしましょう。
eBayの悪質バイヤーをブラックリストに登録すれば、トラブルのリスクを低減できます。
すでにトラブルを経験した人で悪意のあるバイヤーの傾向がわかっている場合は、購入できるバイヤーの条件を設定も可能です。
トラブルは起きてから対応すると解決にかなりの時間と労力を浪費します。
ブラックリスト機能をうまく使い、トラブル回避につなげましょう!
最後までお読みくださりありがとうございました。
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